ソフトウェアエンジニアリング業界の魅力

ブログ読者の方から、メールで質問を頂いた。

メールで返そうと思ったのだが、どうもメアドが消えてしまっているようだ。3度送ったが、返ってきてしまうw 1往復目は届いたのに…。原君、どこ行ってもうたんや…

というわけで、返答はブログに書いてしまう。心当たりの原君(仮名)は、再度ご連絡頂ければ…w (yahooメールって、問題あったりするのかな? gmailオススメっすよ)

この業界の魅力って何ですか?

そうですね〜。ありがちですが、私も「ものづくり(creation)」が出来る業界で働きたかったのでこの世界に入って来ました。

しかし、エンジニア業界にいれば自動的にcreationの仕事が出来るのかと言えば、そんなことはない。漫然と過ごすだけでは、指示された設計を黙々とプログラムに翻訳(translation)するだけの仕事になってしまう可能性も高い。他の人と同じことをやっているだけでは、自分の思い描く仕事はなかなかできないと思ってます。

というわけで、あーだこーだ考えて頑張っている次第。試行錯誤の毎日です。


あと、この業界のもう一つの魅力。それは、異常なほど個人活動の敷居が低いこと。

例えば、医療分野の研究を個人でやろうとなったら、クリーンベンチ等の高価な機器を購入し、バイオハザードや危険物取り扱い関係の申請を役所に出し、1μgにつき数万円する試薬を使って、昼夜問わず活動することになる(自分の専攻であった、生化学系の研究をベースに考えていますが)。つまりまぁ、個人で頑張ることはほぼ不可能な業界だ。

対するソフトウェアエンジニア業界ってのは、PCという安価な設備と、少々の書籍代程度で、全て何とかなる。多くの場合、言語を使うのにも金はいらないし、IDEオープンソースで提供されている。OSまでオープンソースで手に入る世界ですからね〜w

つまり、個人のやる気が「金がない…」という要因に阻害されない。これは凄い事だと思う。ほかの業界で、これほど参入障壁の低いものって少ないんじゃないかな。芸術業界くらいですかね。ソフトウェアエンジニアリングも、ある一面としては芸術なのかもしれないですけどねw