豊かさは資本主義を超えた!?
はい、ホッテントリメーカーとか使ってみましたよ。サーセン。たまには自分の無知を晒しつつも突き進んだエントリーでも書いてみようと思う。
今日、id:papanda0806と1年ぶり位に飲んだ。相変わらず熱いね、お互いw
業界に入った時の話、お互いの仕事のこと、仕事外の活動(彼はDevLOVE、俺は地豆)のこと、夢のこと。色々話した。
彼と話しているうちに頭が整理されて、一つ考えがまとまったので書いてみることにした。まぁ、まとまったとは言え、多少突拍子もない話なので、乱文であるのは申し訳ないw いつもとはひと味違ったIT-PRESSをお楽しみ下さいw
さて。元々この業界には、サービスが作りたくて入った。どんなサービスってのは具現化していないのだが、とことん抽象的に言えば「人に豊かさをもたらすサービス」。意味不明ですね。
ところで俺はその昔。「お金にならないのに何故作るのかよくわからない」、そんな仕組みで動いているフリーソフトウェアというものに、中学生の頃から触れて来た。そして、大学ではバンドをやったり、ニコ動を見たり、現在はオープンソースに関わっている。
どの創作活動も、お金に出来る人はほんの一握り。でもなぜか、仕組みとして回っている不思議がある。そして、そんな世界に意外と昔からそこそこ深く関わって来たわけだ。
人はお金を得る為に働く*1。じゃあ、これらの創作活動は、何を得る為にしているんだろうか。
ある種の満足感や名誉などと言えばいいのか。これをここでは亜金*2、転じて「茜」とか呼んでみようかな。中二病でサーセン。そして「豊かさ=お金+茜」と考えてみよう。
日本という資本主義の世界では、お金がベースとなって世の中が回っている。しかしそんな中、茜の動態によって回る世界もあるんじゃないか、と考えている。(そして、仕事によってお金と共に茜を得ている人もいるわけだ。)
昔から思って来たのは、例えばニコ動に「人に茜を発生させることのできる作品」を提供できるような人にも、豊を発生させるべきではないかということだった。
お金というのは、コインと紙幣というインフラによって、自然に流通が起るようになっている。これはこの世界の功績だと思う。しかし、茜の動態を司るインフラ、というのはあまり存在しない。
ここまで、お金に対しては流通という言葉を使ったが、茜に対しては動態と表現してきた。茜っていうのは、お金と違ってゼロサムの世界にいないのだ。だから、流通という言葉は何だかしっくり来ない。
あまり詳しくはないのだが、茜の動態に大きく重きを置いた社会の仕組みが「共産主義」なんだろうか。まぁ、その結果、競争が起らなくなって、一般的には「崩壊」と言われているという認識だ。
対して、これは上手くいくだろうという流れで起った…のか? まぁ「資本主義」。こちらはお金に重きを置いた社会の仕組みだ。しかし、崩壊とまではいかないものの…、まぁ見ての通りだ。
お金と茜。どちらに重心を置いても、大成功した例はない。まぁ、そもそも大成功というのはあり得ないのかもしれないが。じゃあ「豊=お金+茜」という定義をして、そのバランスをとってみたらどうなるのだろう。意外と上手くいかないか?*3なんてことを考える。
前述のようなニコ動職人、2ちゃんねるに読み応えのある創作を発表する人、鉄道ガード下に心を動かすようなアートを描く人*4、OSSを作る人たち。こんな人たちが「豊」を得られる仕組み。
インフラは整っているがお金は難しいかもしれない。だけど、茜側のインフラを整えてやれば、そんな人たちに茜を発生させることはできるんじゃないか。
そして、そのインフラを整えることができるのが、もしかしたらITなんじゃないか、等と考えている。そして、そんなインフラを整える一端を担えれば、という気持ちでいる。
インフラを整える、まではいかないが、OSSの世界では茜が発生している。OSSプロジェクトを運営する、というのは、この茜の動態に一役買っているはずだ。だから自分は地豆を作るのだ。
話は変わるが、実は先日197XのLT Party #2で、id:currencybuilding氏とid:sakamata氏にお会いした。彼らは私と同じようなことを考えて、Happyプロジェクトというものを立ち上げている。新しい通貨(ここで言う茜)を確立し、ITによるインフラを整備しようとしている人たちだ。色々あったプレゼンの中で、実は一番興味を持ったものだった。
ところで、Happyのことに興味を持ってくださった方がおられまして、緊張しながらしゃべった甲斐があったというものです…。
第2回 197X パーティーにいってきた:とりあえず前向き。なブログ:So-net blog
立ち話のなか、用意していた次の一枚ペラを、興味持ってもらった方々にお渡ししました。
2009-07-19 - currencybuilding
この最後の一枚を頂いたのが多分私です。トラバが遅くなってすいませんw
…いつものエントリーと違って、ツッコミ所の多い記事だろう?w まぁ、この分野に関してはあからさまに勉強不足かもしれないが。こんな理想を持ったエンジニア、それが自分だ。