技術と経営

みなさん、応援ありがとうございます。この手(IT)の勉強を本気になって始めてから、カンファレンス・勉強会・ブログを通じて等、様々な人と出会うことができました。このような人的環境の質が、驚くほど高い事に幸せを感じています。

ありきたりな言葉ですが、みんな根っから純粋で、超良い人なんですよね。技術者ってそういう人たちなんだ。今までは、私の周囲にはあまり「技術者」と呼ばれる人たちがいなかったので、余計にそう感じるのかもしれません。

というわけで、再びレスポンスエントリー。

経営者になりたいや儲けたいがやりたいことの本質でも無いでしょうから。。。

bose999の試験管の中の話

最近考えているのは、正にこれ。そりゃぁ、単純に表面的なものだけを見れば「社長*1って響きがいいなぁ」とか「お金儲けて、余裕のある生活がしたい」と思わないのは嘘になります。ただ、究極の目標は、やっぱり「アイデアを形にする仕事をしたい、そしてそのアイデアをユーザに認めてもらいたい(普及させたい)」という事なんです。

自分の究極の目標を実現する為には何が必要だろうかと考える。ぱっと思いつくのは「そもそものアイデア」「アイデアを実現する技術」「実現したサービスを運営(プロデュースの意味合い)する感覚」「事業として回していく感覚(つまり経営)」辺りでしょうか。しかし、私自身がこれらの要素全てを持っている訳ではありません。あったとしてもリソースがカツカツです。

kompiro 『> 満を持して
人と技術力というリソースが限られているので、Jiemamyで手一杯になりそうな予感がします。個人的にはそこを突き抜けていただきたいですが、なかなかそうもいかなさそうだと思います。
yohizzz さんのおっしゃるとおり、同志や仲間を募るという手もありますが、自分が「こういうものを作って」と、作る側から離れて行きがちになるんじゃないかとも思います。それでもいいものができればいいんですと割り切れれば経営者への道も近くなるでしょう。』 (2007/11/07 08:23)

はい。そんな予感は自分もします(笑) 凝り性なので、どーもJiemamyに突っ込んじゃうんですよね〜。

ブログ開始時点では、オーナーシェフという言葉になぞらえて「オーナーエンジニア」というものを目標に動いて来ました。しかし、やっぱり「技術者」と「経営者」というのは全く次元の違うものです。飲食業という分野では成り立つものなのかもしれませんが、この世界に「オーナーエンジニア」という言葉が無いのは、やはり難しいからなのではないか、と。(ブログのタイトルを変えたのも、そんな心境の変化から、です。)

では。自分はどっちなんだと考えれば、今までの流れでも分かる通り、私は「技術者」指向です。これはもう間違いない。今まで、目標に沿って、経営に関する知識も積極的に取り込もうとしてきましたが、技術を取り込む時ほどの効率が上がらないのも、そういった理由でありましょう。

つまり「作る側から離れる」事は本意ではない。ということは、私はどこかの「経営者」と組む必要があるんですね、多分。

yohjizzz 『> こんな弱小一個人
同志や仲間を見つけやすいってのも大きな武器だと思われますよw
すみません。すごい興味のある記事だったので、ついつい…』 (2007/11/07 05:07)

いえいえ、何かあったらどんなくだらない事でも、コメント頂ければ嬉しいです。というわけで、やっぱり私は「同士や仲間」を見つけなければいけないんだろうなぁ、という地点に立っています。自分の環境は、はたして「見つけやすい」んでしょうか?

ところで、私って結構「臆病者」だと思うんですよ。良くおちゃらけて言うのが「俺って、石橋を叩きまくって叩き壊しちゃうタチだから(笑)」。その辺りの妥協点を見いだすのが、比較的苦手だと自己分析しています。賭けに出るのが苦手、これも自分が非経営者であろうと思う理由の一つ。

そんな訳で、自分のアイデアを人に話すことを恐れてしまっています。確かにここは慎重になるべき所ではあると思うのですが、誰かと組もうとするならば、永遠に開示しないという訳にはいきません。その落としどころが見えない。

もーー、どうすりゃええのんかなぁ。うっきー。

*1:余談ですが、バブル崩壊以降、経営者も自殺者が出る程苦しい。だから水商売の人が良く言う(とされている)「シャッチョサーン」ってのは今のご時世では禁句だとか(笑)